「わたしを殺して、そして傷口を舐めて」
2009年3月14日 読書
表紙がちょっとセクシー
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原題は“レッドキャット”内股に猫のタトゥーがある女が謎の中心。
しがない探偵稼業の主人公ジョンは、銀行家の兄から仕事の依頼を受ける。
兄は、インターネットの出会い系サイトを利用し、つかの間の大人の付き合いを楽しんだつもりだったのが、ストーカーまがいの脅迫を受けることになった。
その相手を探し始めるうちに、話は意外な展開を見せる。兄は罠にはめられたようなものだった。インターネット、映像制作、警察を舞台に状況が少しずつ切り替わりながら、核心に迫っていく。
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ストーリーは素直。犯人捜しも、劇的な展開はなく、順を追っていて不自然さがない。
気楽そうに見える主人公は、横柄さも含んだ兄の醜態を眺めつつも、彼を憎みきれない人の良さを表している。
登場する主人公の愛人とのやりとりは、物語を進める上での息抜きのよう。
情景描写などは、話と関係あるのかな、と思わず考えさせられる程。やはり始めに言葉ありきの世界なのかな。
言葉が多いと感じた作品。
<余計な一言>
そういえば、“羊の目”の主人公を生んだ夜鷹の女の内股にも、赤い牡丹の刺青がありましたね。
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原題は“レッドキャット”内股に猫のタトゥーがある女が謎の中心。
しがない探偵稼業の主人公ジョンは、銀行家の兄から仕事の依頼を受ける。
兄は、インターネットの出会い系サイトを利用し、つかの間の大人の付き合いを楽しんだつもりだったのが、ストーカーまがいの脅迫を受けることになった。
その相手を探し始めるうちに、話は意外な展開を見せる。兄は罠にはめられたようなものだった。インターネット、映像制作、警察を舞台に状況が少しずつ切り替わりながら、核心に迫っていく。
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ストーリーは素直。犯人捜しも、劇的な展開はなく、順を追っていて不自然さがない。
気楽そうに見える主人公は、横柄さも含んだ兄の醜態を眺めつつも、彼を憎みきれない人の良さを表している。
登場する主人公の愛人とのやりとりは、物語を進める上での息抜きのよう。
情景描写などは、話と関係あるのかな、と思わず考えさせられる程。やはり始めに言葉ありきの世界なのかな。
言葉が多いと感じた作品。
<余計な一言>
そういえば、“羊の目”の主人公を生んだ夜鷹の女の内股にも、赤い牡丹の刺青がありましたね。
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